2010年05月29日

生きるために、別れるしかなかった。

クロッシング.jpg

「クロッシング」
シネマート心斎橋
★★★★★



生きるために、別れるしかなかった。
世界を揺るがす収容所国家【北朝鮮】― 脱北と引き裂かれた家族の衝撃。

北朝鮮の炭鉱の町に住む少年ジュニは、元サッカー選手で炭鉱で働く父と母と三人で、貧しいながらも幸せに暮らしていた。ある日、母が肺結核で倒れ、北朝鮮では薬が手に入らない事から、父は脱北を決意する。危険を顧みず、決死の覚悟で国境を超え、中国で必死で働く父。北朝鮮で父の帰りを待ちわびていた母子だったが、母はひっそりと息を引き取ってしまう。孤児となったジュニは父との再会を信じ国境を目指すのだが…。脱北者100人以上への取材を重ね、企画から完成までに4年を要した本作は、実際の脱北経路を行き来し撮影された。助監督をはじめとする30人余りの実際の脱北者がスタッフとして参加。彼らの想像を絶する体験と故郷への想いが折り重なった本作は、世界で初めて、北朝鮮のリアルな日常と強制収容所の実態を描くことに成功した。




昨日までの公開期間が、好評のため6月25日まで延長されたとのことで、観ることができました。

これほどまでに涙が止まらなかった映画は、今までなかったです。無駄なシーンが全くなく、あっという間の107分でした。ジュニとミソンを演じる子役の演技が素晴らしかった。エンドロールの一つ前の川原のシーンが唯一の救いの様なものに感じました。ここでも、やはり自然と涙が…エンドロールが完全に終わるまで席を立つ人はほとんどいませんでした。時間を空けて、もう一度観たい作品です。
posted by 田辺 大 at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月19日

日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率


日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率 (講談社プラスアルファ新書)

日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率 (講談社プラスアルファ新書)

  • 作者: 浅川 芳裕
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/02/19
  • メディア: 新書





最近、農業に興味を持っている人は多いですが、政治や経済に興味を持っている人は少ないですね。ですが、そういう人にも是非読んでもらいたい1冊です。

数字の意味を知ると、いろんなものが見えてきます。その中には、意図的におかしな数字を採用しているものもたくさんあります。何故、おかしな数字を掲げるのでしょうか?そこには、隠された理由があります。

農水省が食料自給率を使って、国民の危機感を煽るやり方と、その広報の仕方に何となく違和感を持っていましたが、この1冊を読んで、何故そういうことをするのか理解できました。

こうやって、無駄に税金が使われていくのだなと…

既得権を持っている人が既得権を守るために、国際的には使われてないおかしな数字を掲げる…



本の中に書かれている一番分かり易い事例です↓

食料自給率
「国内で供給される食料のうち、国産でどの程度賄えているか」を示す指標。日本の食料自給率は41%とされている。

カロリーベース総合自給率=1人1日当たり国産供給カロリー÷1人1日当たり供給カロリー
=[(国産+輸出)供給カロリー÷人口]÷[(国産+輸入−輸出)供給カロリー÷人口」
             
  


この式だと、輸出入が無くなると、食料自給率は100%になってしまいます。
食料を輸出入できない発展途上国が自ずと、食料自給率が高くなってしまう…


本当に社会を変えるためには社会そのものをより理解し、物事の本質を見極めていかなきゃならない。

無関心な国民が生み出した無数のばかげた状況を、事業を通して打ち壊していく!そういうことを体現したい。

国民が無関心だとあほな政治家や官僚のやりたい放題です。

職業として政治家をやるのではなく、事業家マインドを持った人が政治に関われる世の中にならなきゃ何も変わらない…
posted by 田辺 大 at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ソーシャル・ライブラリー

本はなかなか捨てられません。そして、すぐに本棚に収まりきらなくなります。

ブックオフなどに売ってもいいのですが、1冊あたり数十円にもなりません。それであったら、自分と同じ様なものに興味を持っている友人などに貸したりあげたりする方が、1冊の本はより生きてくると思っています。(今は幕末関係のものが何種類か友人のもとへ行っています)何よりも、自分以外の人の感想が聞けるがおもしろいです。また、人の頭も借りて読書することで、より理解が深まります。

とりあえず整理する意味でも、自宅にあるものをリスト化してみました。まだ実家にもだいぶあります。捨てることもしないと増える一方ですね…
で、まだ読めてないものも結構ありました(笑)

本棚を見ると、その人の個性がよく分かりますが、私の場合はどういう個性なのでしょうか?

★★★★★は私の絶対的なお勧め本です!




◇◇図書一覧◇◇




「1秒!」で財務諸表を読む方法
小宮一慶 東洋経済 ★★★☆☆

「原因」と「結果」の法則
ジェームズ・アレン サンマーク出版

「悩みグセ」をやめる9つの習慣
和田秀樹 大和書房 ★★☆☆☆

10年つきあう株を見つけよう!
澤上篤人 ダイヤモンド社 ★★★★☆

1冊の手帳で夢は必ずかなう
熊谷正寿 かんき出版

二十一世紀に生きる君たちへ
司馬遼太郎 司馬遼太郎記念館

35歳の教科書 
藤原和博 幻冬舎

A4・1枚 究極の企画書
富田眞司 宝島社

A4・1枚 最速の企画書・テンプレート
富田眞司 宝島社

CSR働く意味を問う
日本経済新聞出版社

MBAマネジメント・ブック
グロービス ダイヤモンド社

MBO
牛島信 幻冬舎文庫 ★★★☆☆

NASAより宇宙へ近い町工場
植松努 ディスカバー

Tadao Ando House&Housing
TOTO出版 ★★★★★

あぁ、阪神タイガース
野村克也 角川ONEテーマ21 ★★★☆☆

あたらしい戦略の教科書
酒井穣 ディスカバー ★★★★☆

雨がふってもよろこぼう!
嶋津良智 フォレスト出版 ★☆☆☆☆

安藤忠雄 建築手法
GA ★★★★★

いい会社をつくりましょう
塚越寛 文屋 ★★★★☆

生きる意味
上田紀行 岩波新書 ★★★★★

意思決定12の心得
田坂広志 PHP文庫 ★★★☆☆

伊丹十三記念館 ガイドブック
伊丹十三記念館

海の都の物語 ヴェネチア共和国の1千年 @〜E
塩野七生 新潮文庫 ★★★★☆

男のための自分探し
伊藤健太郎 1万年堂出版 ★★★★☆

親が死ぬまでにしたい55のこと
アーススター ★★★☆☆

会計を活かして強い会社をつくる
丸山弘昭 東洋経済 ★★★★☆

会社人生で必要な知恵はすべてマグロ漁船で学んだ
齊藤正明 マイコミ新書 ★★★★★

会社の品格
小笹芳央 幻冬舎新書

会社は頭から腐る
富山和彦 ダイヤモンド社 ★★★★☆

覚悟のすすめ
金本知憲 角川ONEテーマ21

勝海舟 私に帰せず 
津本陽 幻冬舎文庫 ★★★☆☆

勝海舟の人生訓
童門冬二 PHP ★★★☆☆

株式公開を目指す企業のためのビジネスプラン策定マニュアル
手塚貞治 すばる舎 ★★★★☆

株式上場できるかどうかがわかる本
中央青山監査法人 中経出版

株式上場を考えた時に読む本
手塚貞治 すばる舎リンケージ ★★★★★

カリスマ体育教師の常勝教育
原田隆史 日経BP社

借りたカネは返すな!
加治将一・八木宏之  アスキーコミュニケーションズ ★★★☆☆

環境経営の教科書
渡辺パコ かんき出版

企画術の教科書
古館プロジェクト インデックス・コミュニケーションズ

企画力
田坂広志 PHP文庫 ★★★★★

企業分析力養成講座
山口揚平 日本実業出版社

ギスギスした職場はなぜ変わらないのか
手塚利男 Nanaブックス

君に成功を贈る
中村天風 日本経営合理化協会 未読

逆転
牛島信 幻冬舎文庫

逆引きで経営の戦略・戦術がわかる本
丹羽哲夫

銀行と闘って会社と自分を守りなさい!
岩井義照 サンマーク出版

経営企画部 管理者の仕事
丹羽哲夫 JMAM ★★★★☆

経営者に贈る5つの質問
P.F.ドラッカー・上田惇生 ダイヤモンド社 ★★★★☆

経営戦略(CD−ROMつき)
西野光則 九天社 ★★★★☆

経営戦略立案シナリオ
佐藤義典 かんき出版  ★★★★★

経営戦略を問いなおす
三品和広 ちくま新書  ★★★★☆

経営パワーの危機
三枝匡 日本経済新聞社 ★★★☆☆

経済ってそういうことだったのか会議
佐藤雅彦・竹中平蔵 日本経済新聞出版社 ★★★★☆

現代の経営
P.F.ドラッカー・上田惇生 ダイヤモンド社

建築家 安藤忠雄
安藤忠雄 新潮社 ★★★★☆

建築的思考のゆくえ
内藤廣 王国社

建築について話してみよう
西沢立衛 王国社

建築に夢をみた
安藤忠雄 NHKライブラリー ★★★★★

幸福への原点回帰
鍵山秀三郎・塚越寛 文屋

顧客ロイヤルティの経営
佐藤知恭 日本経済出版社 ★★★★★

コトラーのマーケティング・コンセプト
フィリップ・コトラー 東洋経済 ★★★★★

コトラーのマーケティング思考法
フィリップ・コトラー 東洋経済

コトラーのマーケティング理論が面白いほどわかる本
宮崎哲也 中経出版

ことわざで鍛えるマーケティング゙脳
佐藤義典 マイコミ新書 ★★★★★

コンサルタントの勉強法
野口吉昭 PHP研究所

ザ・ビジョン
ケン・ブランチャード ダイヤモンド社 ★★★★☆

最強組織の法則
ピーター・センゲ 徳間書店 ★★★☆☆

西郷隆盛の人生訓
童門冬二 PHP研究所

坂の上の雲 @〜G
司馬遼太郎 文春文庫 ★★★★★

坂本龍馬の人生訓
童門冬二 PHP ★★★☆☆

薩摩のキセキ
総合法令 ★★★★★

参画型経営戦略策定シナリオ
野口吉昭 かんき出版 ★★★☆☆

事業計画書の書き方・まとめ方
増木清行 ぱる出版 ★★★★☆

事業計画書のつくり方
JMAM ★★★☆☆

事業計画書のつくり方
渡邊卓 あさ出版 ★★☆☆☆

事業再生
八木宏之 かんき出版 ★★★★☆

事業戦略のレシピ
遠藤功 JMAM

思考するカンパニー〜欲望の大量生産から利他的モデルへ〜
熊野英介 幻冬舎 ★★★★★

思考と行動における言語
S.I.ハヤカワ 岩波書店

思考の整理学
外山滋比古 筑摩書房

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか
山本ケイイチ 幻冬舎新書 ★★★☆☆

仕事で大事なことは「坂の上の雲」が教えてくれた
古川裕倫 三笠書房

仕事で本当に大切にしたいこと
大竹美喜 日経ビジネス人文庫

仕事と幸福、そして人生について
ジョシュア・ハルバースタム ディスカヴァー21 ★★★☆☆

仕事の思想
田坂広志 PHP文庫 ★★★★☆

仕事の報酬とは何か
田坂広志 PHP文庫 ★★★☆☆

自助論
S.スマイルズ 三笠書房 ★★★★★

持続可能性と企業経営
宣川克 同友館

持続可能な未来へ
ピーター・センゲ 日本経済新聞出版社 ★★★☆☆

実戦人材開発の教科書
佐藤政人 ダイヤモンド社

実践マーケティング・コミュニケーションズ
dentu

死ぬときに後悔すること25
大津秀一 致知出版社 ★★★★☆

渋沢栄一「論語」の読み方 竹内均 三笠書房

自分の小さな「箱」から脱出する方法
金森重樹 大和書房 ★★☆☆☆

自分をいかして生きる
西村佳哲 basilico ★★★★☆

社外取締役
牛島信 幻冬舎文庫 ★★☆☆☆

社会保険・年金のキモが2時間でわかる本
石井孝治 日本実業出版社 ★★★★☆

社長の幸せな辞め方 
アタックスグループ かんき出版

出現する未来
ピーター・センゲ 講談社

上場審査書類の作成実務
潟^スク 中央経済社

承認欲求
太田肇 東洋経済

将の器 参謀の器
童門冬二 青春文庫

情報整理術
熊谷正寿 かんき出版

情報調査力のプロフェッショナル
上野佳恵 ダイヤモンド社

シンクロニシティ〜未来をつくるリーダーシップ〜
ジョセフ・ジャウォースキー

真実の瞬間
ヤン・カールソン ダイヤモンド社 ★★★★☆

新社会人のための 経営企画のしごと
JMAM ★★★☆☆

図解でわかる部門仕事 経営企画部
丹羽哲夫 JMAM ★★★★★

すごい名刺
堀内伸浩

ズバリ図解 建築
ぶんか社文庫

スマイルズの名著「品性論」
サミュエル・スマイルズ・本田健 訳  三笠書房 ★★★★☆

成果主義 人事入門
新経営サービス 中央経済社 ★★★☆☆

成功の教科書
原田隆史 小学館

生産管理システム
清水秀樹 日経BP

青春とは、心の若さである。
サムエル・ウルマン 角川文庫

戦略計画 創造的破壊の時代
H・ミンツバーグ・中村元一 産業能率大学出版部 ★★★☆☆

戦略サファリ
H・ミンツバーグ・齊藤嘉則 東洋経済 ★★★★☆

戦略的株式公開
三菱UFJ信託銀行 東洋経済

戦略のパラドックスを解く
丹羽哲夫 ファーストプレス

戦略フレームワークの思考法
手塚貞治 日本実業出版社

それからの海舟
半藤一利 ちくま文庫

戦わない経営
浜口隆則 かんき出版 ★★☆☆☆

たった3秒のパソコン術
中山真敬 三笠書房

地域主権型道州制〜日本の新しい「国のかたち」〜
江口克彦 PHP新書 ★★★★★

地球の法則と選ぶべき未来
ドネラ・メドウズ ランダムハウス講談社

知識ゼロからの環境ビジネス入門
弘兼憲史 幻冬舎

知識ゼロからのマルクス経済学入門
弘兼憲史 幻冬舎

知的生産力が劇的に高まる〜最強フレームワーク100〜
永田豊志 ソフトバンククリエイティブ

中期経営計画所のつくり方・見直し方
丹羽哲夫 中経出版 ★★★☆☆

中国古典の知恵に学ぶ 菜根譚
洪自誠 ディスカヴァー ★★★★★

中小企業・ベンチャー企業の監査役業務とQ&A
税務経理協会

中小企業の会社法・内部統制・会計の実務
中央青山監査法人 中経出版

中小企業の正しい株式実務
星野文仁 中央出版

定量分析実践講座
福澤英弘 ファーストプレス

伝説のホテルマンが語る極上のおもてなし
林田正光 中経出版

伝説復活 あしたのジョー
講談社 ★★★★★

なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか
田坂広志 PHP ★★★★☆

なぜ会社は変われないのか
柴田昌治 日経ビジネス人文庫

なぜ社員はやる気をなくしているのか
柴田昌治 日本経済新聞出版社

悩む力
カン尚中 集英社新書 ★★★★☆

ニッポン・サバイバル〜不確かな時代を生き抜く10のヒント〜
カン尚中 集英社新書 ★★★★☆

日本経済の真実〜ある日、この国は滅亡します〜
辛坊治郎 幻冬舎 ★★★★★

日本でいちばん大切にしたい会社
坂本光司 あさ出版 ★★★☆☆

日本のロゴ
成美堂出版

日本は世界5位の農業大国〜大嘘だらけの食料自給率〜
浅川芳裕 講談社+α新書 ★★★★★

人間というもの
司馬遼太郎 PHP文庫 ★★★☆☆

脳が冴える15の習慣
記憶・集中・思考力を高める
築山節 生活人新書 ★★★☆☆

脳に悪い7つの習慣
林成之 幻冬舎新書

脳を活かす勉強法
茂木健一郎 PHP

野村再生工場
野村克也 角川ONEテーマ21

バカの壁
養老猛 新潮新書

幕末史
半藤一利 新潮社 ★★★★★

はじめてのロジカルシンキング
渡辺パコ かんき出版 ★★★☆☆

はじめてのロジカル問題解決
渡辺パコ かんき出版

光の教会 安藤忠雄の現場
平松剛 建築資料研究社 ★★★★☆

氷川清話
勝海舟 講談社学術文庫

ビジネススクールでは学べない取締役の教科書
柳楽仁史 総合法令 ★★★★☆

ビジネスプラン策定シナリオ
野口吉昭 かんき出版

響き合うリーダーシップ
マックス・デブリー 海と月社 ★★★★☆

ファシリテーション・グラフィック
堀公俊 日本経済新聞出版社

フィールドブック 学習する組織「5つの能力」
ピーター・センゲ 日本経済新聞出版社

プロデュース能力
佐々木直彦 日本能率協会マネジメントセンター

弁護士が教える気弱なあなたの交渉術
谷原誠 日本実業出版社

ポーター教授「競争の戦略」入門
総合法令

本気の教育でなければ子どもは変わらない
原田隆史 旺文社

本質を見抜く力〜環境・食料・エネルギー〜
養老猛・竹村公太郎 PHP新書 ★★★★☆

マーケティング戦略策定シナリオ
野口吉昭 かんき出版 ★★★☆☆

マーケティング戦略実行チェック99
佐藤義典 日本能率協会マネジメントセンター

毎朝1分で人生は変わる
三宅裕之 サンマーク出版

マイクレド
浜口隆則 かんき出版

負けるな町工場
中里良一 日刊工業新聞社 未読

マネジメント 課題、責任、実践
P.F.ドラッカー・上田惇生 ダイヤモンド

マネジメント
P.F.ドラッカー・上田惇生 ダイヤモンド社

道は開ける
D.カーネギー 創元社

未来経済入門
小宮一慶 ビジネス社 ★★★★☆

未来を拓く君たちへ
田坂広志 PHP文庫 ★★★☆☆

目に見えない資本主義
田坂広志 東洋経済新報社 ★★★★☆

目標を突破する実践プロジェクトマネジメント
岸良裕司 中経出版

やり甲斐と自己実現を求めて
太田典生 ★★★★★

有価証券報告書を使った決算書速読術
望月実 阪急コミュニケーションズ ★★★☆☆

欲望する脳 
茂木健一郎 集英社新書 ★☆☆☆☆

吉田松陰一日一言
致知出版社 ★★☆☆☆

リーダーになる人に知っておいてほしいこと
松下幸之助 PHP研究所

利益を生みだす「環境経営」のすすめ
立山裕二 総合法令 ★★★★☆

竜馬がゆく @〜G
司馬遼太郎 文春文庫 ★★★★★

リンゴが教えてくれたこと
木村秋則 日経プレミア ★★★★☆

レバレッジ・シンキング
本田直之 東洋経済 ★★★☆☆

レバレッジ・リーディング
本田直之 東洋経済 ★★★★★

レバレッジ人脈術
本田直之 ダイヤモンド社 ★★★☆☆

レバレッジ勉強法
本田直之 大和書房 ★★★☆☆

老子の人間学
守屋洋 プレジデント社

労働法のキモが2時間でわかる本
石井孝治 日本実業出版社 ★★★★★

ロードマップのノウハウ・ドゥハウ
野口吉昭 PHP ★★★★☆

わかる!管理会計
林総 ダイヤモンド社 ★★★★☆
posted by 田辺 大 at 21:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月20日

GDP(Y)=C+G+I+(EX−IN)


日経新聞の数字がわかる本 「景気指標」から経済が見える

日経新聞の数字がわかる本 「景気指標」から経済が見える

  • 作者: 小宮 一慶
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2009/08/06
  • メディア: 単行本




読書雑記

久しぶりに経済学に触れました。やはり、純粋に経済学という学問が好きです。持続可能な経済を作るために、私たちは何ができるんだろうか…

無駄な橋を作って、潰してまた作っても、子ども手当をばら撒いて、そのお金で親がパチンコに行ってもGDPが上がることになります。そんなことをしている内に、財政赤字は絶望的な数字に膨らんでいく…
この国をどうしたいのかというビジョンを政治家が持ってないから、まともな戦略もない。
こんな時代に、坂本龍馬や勝海舟みたいな人が居たら、どう動くのだろうか?


とにかく内需を増やさねばと言っているが、財政を拡大して内容のない有効需要を作っても意味が無い。(将来の借金が増えるだけ=問題の先送り)質の高い有効需要を作ることへ誘導するのが政治の役割じゃないのでしょうか…


〜本文より〜
GDP(Gross Domestic Product)
「ある地域で、ある一定期間(1年間)に生み出された付加価値の総額」
「日本国内で作り出された財(モノ)とサービスの合計」

GDP=民需+政府支出+貿易収支
GDPは付加価値の合計→逆から見れば、買う側が存在していることになる
Y=C+G+I+(EX−IN)
Yはyield(生産)=GDP
Cはconsumption(消費)
Gはgovernment(政府)
Iはinvestment(投資)
(EX−IN)は貿易収支

GDPの55%がC
企業の設備投資=企業が機械や工場などの有形固定資産へ投資した金額 GDPの15%
posted by 田辺 大 at 21:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月25日

経営コンサルティング


経営コンサルティング 第4版

経営コンサルティング 第4版

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 生産性出版
  • 発売日: 2004/09
  • メディア: 単行本




何のために命を使うのか…
明確な大義のために命を使いたい…


そんな自問自答を繰り返している中で、買ったままなかなか読む気がせずに数年以上も放置していた500ページ近くある一冊を先週末から読み始め、やっと読了。

コンサルティング・サービスの“とらえどころのなさ”は、最先端の専門家が500ページ近い文章を使っても、それほど変わるものではありません。

その中で、いろいろと参考になるものもありました。
外部コンサルタント(経営コンサルタント)と内部コンサルタント(経営企画)のバランスを保ちながら、深堀りをしたいという意思に全く変わりはありません。ただ、人からは理解されにくいものだし、説明するのも難しい。そんな仕事を実際に創るのは、さらに難しい。

動き回って、考えて人に感動を与えられる「船中八策」を作りたい。自分自身も感動したいし、人に感動も与えたい。そんな仕事をしなきゃな〜…



〜本文より〜

P.F.ドラッカー
「全ての経営コンサルタントは、クライアントが先生であり、先生であるクライアントの知識を根にして生えていることを認識している。経営コンサルタントはクライアント以上の知識がなく、その知識をクライアント以上の経験で補っている」

経営コンサルティングの定義(ILO国際労働事務局)
「経営コンサルティングとは、独立した専門的助言サービスで、経営管理上やビジネス上の諸問題を解決し、新しい機会を発見して補足し、学習を向上し、変革を実施することによって、組織の目的・目標を達成する上で、経営者と組織を支援することである。」

明確にすべきは目的で。問題にあらず

目的に焦点を合わせるのが問題解決に成功するカギ

総合経営コンサルタントは一種のスペシャリストでもある。その専門性とは、バランスをとりつつ、一貫性を保ちながら、多機能かつ複数の分野に対してアプローチすることができるようにいくつかの専門性を組み合わせることである。
posted by 田辺 大 at 22:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月18日

未来起点のマネジメントツールを使いこなす  「ロードマップのノウハウ・ドゥハウ」


ロードマップのノウハウ・ドゥハウ PHPビジネス選書

ロードマップのノウハウ・ドゥハウ PHPビジネス選書

  • 作者: HRインスティテュート
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2004/12/07
  • メディア: 単行本




図にできると一気に可能性が広がる!!

活用できるロードマップを作成する技術を身につけるのは、とても難易度が高いです。ですが、ロードマップは、経営にも人生にも、とても有効なツールです。私自身、企画を考える際には、図を多様します。それを綺麗に作ろうという意識は、あまりないです。どちらかというと、浮かんだラフを整理する意味で図にまとめています。

それを基に、対話をしながら、思いついたことを書き加えていき、ある程度のボリュームになったら、さらに整理するということを繰り返します。そこでは追記するだけではなく、今まで書きこんだものの一部を削ぎ落とすという作業もします。この削ぎ落とす作業は辛いものですが、これができない時は、自分の中で論点が明確になっていない時でもあります。

綺麗に仕上げることよりも、対話が生まれるかどうかが、当たり前ですが大切です。この本には、さらに高次元の考え方と事例が盛り込まれています。私自身が絶対に身につけたい技術であると共に、私の周りの人にも身につけて欲しい技術だと思っています。とても価値のあるものです。活用できるロードマップを作成するために、一緒に学び合いをしませんか?



〜本文より〜
ニーズとは、「顕在化している欲求」。ウォンツとは、「潜在化している欲求」シーズとは、「技術・ナレッジなどの経営資源」

ニーズはあるが、シーズが追いつかない。したがって、なかなかウォンツレベルまでの製品&ソリューションにまで到達していない。

→こういう時は、チャンスでもあります。普段から「技術ロードマップ」で技術の見える化が定着していれば、開発すべきシーズへの優先順位付けも行え、また特定のシーズについては外部の資源を活用するなど、いろいろな戦略オプションが浮かぶはずです。

「技術ロードマップ」の役割は、『ニーズを「シーズ」でウォンツに!』にするための道筋を可視化すること。

ロードマップとは、単なる「地図」ではない
未来予想図であり、未来起点マネジメントツールである

→起点が未来であることがポイントです!

未来を語るときには、「善」「社会」「人」「地球」という大きなフレームワークで考える。
現在を考えるときは、どうしても「我」「自分」「私」がコアになってしまう。
未来を語る時に、普段は、競合だとか、仕入先や取引先を考えるだろうが、未来といった瞬間に「市場全体」「業界全体」「未来の顧客」となるだろう。これがロードマップの価値の重要性である。

→現在の視点と未来の視点、この両方の視点を行ったり来たりする習慣が大切です。

未来を思うと人は、素直になれる!
未来を語ると人は、自分を超えることができる!
未来を描くと人は、人のために生きるようになる!

自分/自分たちを超える
市場や業界全体を考える
社会的な存在を認識する
人/社会/地球のために行動する
真に強い心を持ち愛という価値を意識する

ロードマップ評価の三つの視点
1.実現性
2.オリジナリティ
3.モチベーション

単なる未来予測、単なる行動計画なら、外部の人間でも作れる。「…と予測されるから、…すべき」というものだ。だが、ここに意志はない。意志のない計画は実行されにくい。実行されにくいから実現されにくい。「私はこんな未来にしたい、だからこうする」「私の責任で、必ず実現する」という強い意志が、一人称で語られることが大事だ。

→一般的な経営企画が主導で作るロードマップが心に引っ掛かり難いのは、そこに強い意志を読み取れないものが多いからではないでしょうか。

ロードマップは指示書ではない。未来創りの意志を共有していくためのコミュニケーション・ツールだ。
→逆に言うと対話が生まれないロードマップはゴミです。

機能するロードマップは、具体的過ぎず、抽象的過ぎない。重要なのは、何を目指しているか(WHAT)を示すことであって、どうやるか(HOW)を指示することではない。
→この観点はとても大切だと思います。

仮説検証を行うには、当事者意識・危機意識・問題意識の三つが不可欠だ。
→どれか一つを欠いても、効果的な仮説検証はできないです。

ロードマップは、「現場」の社員が、少し先の未来、いわば次世代のことを考えるためのツールである。ロードマップ経営とは、仮説検証型経営でもあるのだ!


一度、未来を覗けば、頭の中にある未来残像を持ちながら、日々の仕事ができるようになる。もちろん、描いた未来は明るいものでなくてはならない。
→頭の中に未来残像を持っているのと、そうでない場合とでは、明らかに仕事の質が違ってきます。

未来は、常に明るいのだ。どんなに暗い過去があっても、未来は明るくすることができる。未来には、可能性しかないのだ。過去や現在は、材料だ。材料は、そのうま味を最大限引き出して、未来という料理に仕上げてあげなくてはかわいそうだ。

共創し共有することからロードマップの活用は始まる

ミッションは、時間を超えて存在する。100年以上でも有効なミッションを考え抜こう。大きくは、組織の存在意義と、個人の行動規範だ。一方、ビジョンは時間軸が関わる。ビジョンは目標なので、1年後、3年後、10年後、と時間を前提としてその時点での定量目標と定性目標を生み出す。
posted by 田辺 大 at 21:41| Comment(5) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月15日

会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ


会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)

会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ (マイコミ新書)

  • 作者: 齊藤 正明
  • 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
  • 発売日: 2009/02/21
  • メディア: 新書




誰でもアドバイスをすることもあれば、されることもあると思います。

見当違いなアドバイスをされた時、全然こっちの状況を理解してくれてないと勝手に腹を立ててしまったり…

人にアドバイスをする時、こちら側で必要以上に相手のことを考え過ぎてしまってストレスになってしまったり…

今まで、こういうことがよくありました。ですが、最近は伝わらなくて当たり前という感覚が強いです。当然、伝わった〜って実感を持てる時もあります。

必要以上に、伝わる伝わらないを気にしなくなりました。

確かに船長が言っている通り、「アドバイスは、こっちの立場に立って考えてくれないところに意味がある」のかもしれません。


〜本文より〜
齊藤
「アドバイスをたくさんされると、『余計なお世話』みたいに感じて、ちょっと腹が立つことってありませんか?」

船長
「齊藤。それはおまえが間違うちょる。人のアドバイスに期待しすぎるから、的が外れたアドバイスが腹が立つんど。えーか、『他人からのアドバイスは、たいてい的が外れちょる』。
これが普通ど。他人はみんな、自分の立場でものを考える。わざわざこちらの立場に立ってアドバイスをしてくれるなんてことはないんど。じゃから、ほとんどのアドバイスはアテになりよらん」

船長
「アドバイスは、こっちの立場に立って考えてくれないところに意味があるんど。じゃからたいていのアドバイスは的外れになるが、そのおかげで、たまに自分が気がついていなかった大事なことを教えてくれるときがある。自分の発想なんてたかが知れとる。」



〜その他本文より〜
機関長
「あー? いいことが起きたら喜んで、嫌なことが起きたら暗くなる。それじゃ犬と同じじゃねーか。人間はの、感情をコントロールできるんど」


確かに、悩んでいる時に暗くなっていても、何も進まないですね。
たまに、落ちる時は徹底的に落ちたらいいと思うけど、暗くなっている時の自分に酔いたくはない。かといって、「ポジティブバカ」になる必要もない、大切なのはバランスですね。



船長
「能力があるかないかっちゅーのは、後づけど」
「何かの分野で成功した人は、もともと能力があるからうまくいったわけではなく、うまくいったってことは、きっとあの人には能力があったんだろうと、後で理由づけされちょるだけど。だから、『能力』なんちゅーものは、考えても無駄ど」


確かに後付けですね。


親方
「新しいことを始めようとしたら、絶対に失敗は避けられん。『失敗がない』というのは、長い目で見た時には一番の失敗になるんど」


失敗しない環境にある時、悩まない状態にある時、こういう時って成長もできていない時でもありますね。


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2009年08月20日

探しても探しても あなたの望む花がないなら 自分がそれにおなりなさい


生きる意味 (岩波新書)

生きる意味 (岩波新書)

  • 作者: 上田 紀行
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 新書




読書とは、基本的に一人でするものではないと思っています。

読んで、感動したおもしろかっただけで終わってしまったら、勿体ないです。

やはり、「仲間」と共有してこそ、より多面的にも見られますし、より理解が深まるとも思っています。この一冊から、響いてきた言葉がたくさんありました。

早速、ワークショップを実施している仲間と共有してみたいと思っています。

また、ブログを通して知り合った方々・物理的にブログでしか交流できない方々も、私にとって大切な仲間です。

ふと、思うことがあります。
そういや、2、3回しか会ったことないんだ…、あの人とは数年会ってないんだ…、んっ!この人とは一度も会ったことないんだ…って

文章って、その人の個性が出てくるものなので、不思議と違和感がありません。

ということで、今後も仲間と共有する読書を続けていきたいと思っています。よろしくお願いします!


あとがきで著者が20代の頃から、大切にされている詩を紹介されていました。私も、この詩がとても心に響いてきました。本書で著者が伝えたかったことが、この詩に凝縮されていると言っても過言ではありません。とても優しくて、とても強いメッセージです。



さあ涙をふいて
あなたが花におなりなさい
あなたの花を咲かせなさい
探しても探しても
あなたが望む花がないなら
自分がそれにおなりなさい

さあ涙をふいて
あなたが花におなりなさい
あなたの花を咲かせなさい
探しても探しても
あなたの望む花がないなら
自分がそれにおなりなさい

『花』 おぞねとしこ





〜本文より〜

「内的成長」のきっかけ→「ワクワクすること」と「苦悩」

「苦悩」に直面し、その意味を深く探求することから自分の「生きる意味」を探し出すこと、それもなかなかひとりではできないことだ。苦悩するとき、私たちはとても孤独だ。誰も自分の苦悩を分かってくれない、自分は見捨てられている、そんな思いにとらわれることも多い。
 もちろん、そういった孤独は大切である。ちょっと苦しいだけで「癒して〜」と誰かに依存していてはなかなか苦しみの深い意味とは直面できない。私にしても、苦しいときに誰にも会う気にならず、誰にも自分の心を打ち明けることができず、閉じこもりのように引きこもっていたこともあったし、その時期も自分にとっては大切だったのだと思う。しかし、そこから劇的に「生きる意味」が展開していったのは、孤独の極点でもう耐えられなくなり、友人たちに自分の胸の内を吐露し始めてからのことだった。
posted by 田辺 大 at 20:14| Comment(6) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月27日

Invisible Capitalism


目に見えない資本主義

目に見えない資本主義

  • 作者: 田坂 広志(たさか ひろし)
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2009/07/24
  • メディア: 単行本




「自分たちの生きている間だけ、地球環境が持てばいいのか?」

そんなことはないはずです。
それを、家庭を持っていない私が言っても説得力がないのですが…
そんなこととは関係無く、昔から環境というテーマには関心を持っています。

その関心の源泉が何なのかはうまく説明できませんが、いろいろなものがあると思っています。

その原泉の一つは、幼少の頃に夏休みなどに祖父母の居る田舎に行き、そこで過ごした原体験から生じた様々なイメージであり、それを今も大切にしている自分自身の気持ちなのかもしれません。

もう一つは、本書にも書かれている通り、
「たとえ、その社会が不完全であり、多くの問題を抱えていても、自らが、その社会を『より良き社会』に変えるための活動に参加していると感じるとき、人々は、大きな幸福感を感じることができる。」ということです。


〜本文より〜

ローマクラブの報告書
1972年「成長の限界」(Limit to Growth)

人口爆発、食糧不足、資源枯渇、エネルギー危機、環境汚染という5つの問題により、人類全体の経済成長は、100年以内に限界に達する。



経済学は、いまだ「無限成長」のパラダイムに囚われ、「有限」を前提とする経済を論じる理論も手法も生み出されていないのである。
そればかりか、いまもなお、「無限成長経済」のパラダイムに縛られ、企業経営者は、どこまでも「増収増益」を求め、国家は、どこまでも「GDP増大」を求め続けている。

既に誰もが知っている。
「無限」の経済成長が可能であるということは、幻想に過ぎない。

そのことを、すでに誰もが知っている。
それにもかかわらず、経済学は、いまだに「有限の空間」「有限の資源」を前提とした新たな経済理論を生み出すことができないでいるのである。



新たな経済モデルを作る過程で、職業人としての能力を上げ、人間としても成長する。目指しているものは、こういう過程を多くの人と歩むということです。これが最高の目標です。
posted by 田辺 大 at 16:53| Comment(4) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月23日

「日本を今一度、洗濯いたし申し候」


債務者が主導権をにぎる事業再生―経営者なら諦めるな!

債務者が主導権をにぎる事業再生―経営者なら諦めるな!

  • 作者: 八木 宏之
  • 出版社/メーカー: かんき出版
  • 発売日: 2006/03/07
  • メディア: 単行本




備忘録
記事タイトルは坂本龍馬が28歳の時に姉に書いた手紙の中にあった言葉です。なんともスケールの大きな言葉です。

あるテーマに取り組み、この本を読んでいる中でこの言葉が浮かんできました。

国民のためには動かなくても、自分の再選のためなら必死で動く政治家たち。見ていて、とても醜いですね。

既得権を守ることが、働くことの目的になってしまっている。
大企業も政治家も官僚も…

既得権に執着しだした途端に、人間としての成長は止まってしまうのですけどね…

「日本を今一度、洗濯いたし申し候」みたいなスケールの大きなことは言えませんが、人生が終わる直前まで成長し続けたい…

それが私の死生観であり、それを考えていると自ずと進むべき道が決まってきます。



〜本文より〜

先進国の中で経済的人質制度=連帯保証が残っているのは日本だけ。


政治家が政策に失敗しても責任を問われることはなく、大手企業の不祥事が発覚しても、経営陣は役職を追われるくらいで全財産を失うことばどありません。中小企業の経営者だけが、担保にしていた自宅や事業所を取られ、仕事を失い、連帯保証人の財産も根こそぎ取られるという理不尽な目にあわなければならないのです。
posted by 田辺 大 at 14:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月17日

「答えの無い問い」と「永遠の矛盾」

DSCN0714.jpg

ここ数カ月、潜在意識の中ではここ数年かもしれません。
「答えの無い問い」をひたすら自分の中で問い続けています。

「答えの無い問い」なのだから、答えはありません。
だから、どういう答えを出そうが、正解でも不正解でもないのでしょう。

あとは、どういう精神状態で答えを出すのかが大切なのでしょうね。



考えて、考え続ける中で、出会うべくして出会った一冊かもしれません。

「意志決定12の心得」
田坂広志 著
PHP文庫
600円


〜本文より〜

かつて文芸評論家の亀井勝一郎が、
「割り切りとは、魂の弱さである」
との言葉を残しています。

たしかに、この言葉のごとく、我々は、
「答えの無い問い」に直面すると、
その問いを問い続けることの苦しさから逃れるため、
しばしば無意識に、この「割り切り」に逃げ込み、
精神を楽にしようとします。

しかし、そうして精神が楽になった瞬間に、
我々の精神の成長は止まります。

なぜなら、マネジメントとは、
もとより「深き矛盾」のなかにあるからです。
いや、人生そのものが「永遠の矛盾」のなかにあると言ってよい。

そして、人間の精神とは、
その矛盾と葛藤することによって、
鍛えられ、深まり、成長していくものだからです。

従って、その矛盾を「割り切り」によって解消してしまったとき、
我々の精神は成長を止め、
マネジメントは生命力を失ってしまうのです。
そして、そのとき、我々の人生もまた、輝きを失ってしまうのです。

「意思決定をする」ということは、
決して「割り切る」ということではありません。

その「深き矛盾」をこころに把持したまま、
自らの内なる声に導かれて「腹を定める」ということです。


posted by 田辺 大 at 00:29| Comment(4) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月05日

1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた「死ぬときに後悔すること 25」


死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた

死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた

  • 作者: 大津 秀一
  • 出版社/メーカー: 致知出版社
  • 発売日: 2009/05/25
  • メディア: 単行本




【死生観】死あるいは生死に対する考え方。また、それに基づいた人生観。

最近、自分の死生観とは、どんなものなのだろうかと、よく考えます。

この本を読んで思うことは、実際に多くの終末期の患者さんがが最後に後悔をすることに比べたら、普段の自分自身の悩みなんて本当につまらないものなのかもしれないということです。

著者は、「終末期に皆が必ず後悔すること、それを前もって紹介し、元気なうちからやっておけばよいのではないか」という想いから、この本を書いたそうです。

逆説的ですが、後悔しない人生を歩むには死生観について考えることは、とても有意義なことだと思います。

特に、一番最後の80歳代の兄弟の話は、今の自分の心にはすごく浸透するものでした。

後悔しない人生を歩めることは、本当に素晴らしいことです。



〜本文より〜

〜こうして考えてくると、やはり夢がかなえられなかったことを後悔するというのは間違いかもしれない。夢を持ち続けられなかったことに後悔するのだ。全力で夢を追いかけ、最後にどうしようもなくなって、弓折れ矢は尽きはてそれを手放すのであったら、後悔は少ないだろう。
 中途半端では、おそらく後悔するということである。
 またもし、夢や情熱がなければ、人は単に生命を消費するだけの存在と化してしまうだろう。
 人が生まれ、交配し、子孫を残すのは、あるいは生きるために食し、寝るのは、生物としての既定路線にすぎない。つまりそれらは、必ずしも人間らしい、人間固有の営みであるとは言えない〜


「人は考える葦である」という言葉を引くまでもなく、考えるのは辛い作業だが、けれども一方でまた、人は考えることを運命づけられているのではないかとも思う。簡単には出ない答えを生涯かけて追及するのも、人の世のゆかしさの一つなのではないだろうか。
posted by 田辺 大 at 22:32| Comment(10) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月24日

ミンツバーグ


戦略サファリ―戦略マネジメント・ガイドブック (Best solution)

戦略サファリ―戦略マネジメント・ガイドブック (Best solution)

  • 作者: ヘンリー ミンツバーグ
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 単行本





備忘録

本書は、戦略形成についての10学派をサファリに例え、それを回っていくという構成になっています。

値段(3,800円)も高いし、とても難解で読み進めるのに時間がかかります。

読みやすい実務本と違って、深く考えながら読まないとなかなか理解できません。ただ、そのことが自分自身の中で内省を起こし、自分の考えを整理することができます。

時には、読み易い本ではなく、自分のレベルを超えるものを読むと、思考力のトレーニングになると聞きますが、まさにそれを実践できた一冊でした。

自分自身が目指すものを人に説明することが、とても難しいです。
今の自分自身の経験だけでは、それを簡潔明瞭な言葉で表現することも難しいです。

デザイン、プランニング、ポジショニング・スクールまでの3つはオーソドックスなもので、よく知られています。

この3つについて、「分析(SWOT分析・PPMなど)をしたところで、そこから創造性のある戦略は生まれない」という趣旨のことが書かれています。

私もずっと、これは思っていました。

私も、オーソドックスな分析のフレームワークなどを使って事業計画などを策定しますが、そこにそれほど重点を置いていません。事業計画などは効果的に「創発」を起こすための材料としか考えてないからです。

となると、自分が目指すものは創発戦略を中心にしている「ラーニング・スクール」になってきます。「ラーニング・スクール」の章を読み進めると、10章のうちで最もすんなり自分の中に入ってくるものでした。

「ラーニング・スクール」を自分の言葉で表現できるようにすれば、多少は人から理解されるようになるのかもしれません。




〜本文より〜

□デザイン・スクール    コンセプト構想プロセスとしての戦略形成
□プランニング・スクール   形式的策定プロセスとしての戦略形成
□ポジショニング・スクール  分析プロセスとしての戦略形成
□アントレプレナー・スクール   ビジョン創造プロセスとしての戦略形成
□コグニティブ・スクール   認知プロセスとしての戦略形成
□ラーニング・スクール    創発的学習プロセスとしての戦略形成
□パワー・スクール     交渉プロセスとしての戦略形成
□カルチャー・スクール     集合的プロセスとしての戦略形成
□エンバイロメント・スクール   環境への反応プロセスとしての戦略形成
□コンフィギュレーション・スクール 変革プロセスとしての戦略形成

ラーニング・スクールの考え方によれば、世界はあまりにも複雑すぎるので、戦略を初めから一度に明確なプランやビジョンという形で表すことは不可能である。ゆえに戦略は、組織が適応あるいは「学習する」中で、少しずつその姿を現わさなければならないということになる。

戦略はパターンであり、時を超えて一貫した行動を示すもの

創発戦略→実現された戦略は最初から明確に意図したものではなく、行動の1つ1つが集積され、そのつど学習する過程で戦略の一貫性やパターンが形成される。

戦略とはパターンであり、あるいは行動の一貫性を示す

効果的な戦略というのは、予期せぬ出来事への対応力と予測する能力を兼ね備えたこれら2つの戦略(計画的戦略と創発的戦略 プランとパターン)の組み合わせなのだ。

「それが本当にビジョンなら、忘れはしないだろう」(ウォーレン・ベニス)

「理性的な意思決定ができるような情報がすべてそろった時には、機会自体が失われてしまいがちである」
posted by 田辺 大 at 14:48| Comment(3) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月19日

再々読「思考するカンパニー」→コア・コンピタンスの管理コストを下げること&統合による効果を大きくすること。


思考するカンパニー―欲望の大量生産から利他的モデルへ

思考するカンパニー―欲望の大量生産から利他的モデルへ

  • 作者: 熊野 英介
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎メディアコンサルティング
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 単行本




*コア・コンピタンスとは「企業の持続的かつ差別的な競争力」です。

〜本文より〜

たとえば、自然によい商品を販売するときのコア・コンピタンスは次の4つになる。

1、自然に関する専門知識
2、価格的に満足いく市場の設定
3、その市場に向けて表現する専門性
4、消費者とバイヤーを納得させる営業力


この結果、コア・コンピタンスは複数化していく。複雑になればなるほど競争力が生まれるが、管理コストがかかる。このトレードオフの関係を調整するのが、参画欲求という労働力やナレッジ力である。


この本を読むのは3回目です。

読むたびに、いろいろな気づきがあったり、自分の潜在意識にある想いを少しづつ明確にすることができています。

今回の気づきは、本記事のタイトルです。ちょっと長いタイトルですが、これは私が仕事において大切にしていることの一つです。

これは、今までうまく言葉にできないものでした。今回、3回目の再読でこの言葉が浮かんできて、何だかスッキリしました。

経営企画の主業務というのは、数字の管理でも、会議資料のとりまとめでもありません。

私は、「コア・コンピタンスの管理コストを下げること&統合による効果を大きくすること。」が主業務だと思っています。

抽象的な表現ですが、その具体的な内容はその企業によって、当たり前ですが、少しづつ違ってきます。

その工程に教科書などはありません。やり方に、これといった答えがないから難しい。だから、やりがいもあるのかもしれません。



〜本文より〜
その産業が発展すればするほど自然資本と社会関係資本が向上するモデルであることが重要である。そのためには、資源やエネルギーや食料が持続可能な循環型のシステムであることや相互扶助が可視化されるサービス、商品の開発も重要になってくる。

労働人口が流動化していく時代において価値創造を行おうとするならば、人材を滞留させノウハウを構築させて企業の価値を上げていかなければならない。そのためには企業のミッションを高く掲げること。その企業の活動が、社会に貢献しているという大義があってはじめて、創造的な人材が集まるのだ。

たとえリスクがあっても収益を割いて未来社会のために投資し、自然のためになる商品や社会のためになるサービスを開発することが最も企業文化、ブランド構築に役立つ。社員も仕事にやりがいを見つけることで定着率も上がり、結果的にコストダウンになるのではないか。
posted by 田辺 大 at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月12日

ハゲタカVS赤いハゲタカ

サンデートイズ.jpg

6月6日
映画「ハゲタカ」
枚方シネプレックス

ドラマもよかったけど、やはり映画も期待通りよかったです。

キャッチャコピーが全てを表していますね。

「ハゲタカVS赤いハゲタカ」
「何のために戦うのか。何のために働くのか。」


ドラマはいつ観たか忘れましたが、最終回の「新しきバイアウト」(EBO)では自然と涙がこぼれてきたのを覚えています。

こういう仕事のために命を使えたら幸せだろうなと強烈に思って感動したのでしょうね。

映画版を観て、その時の気持ちがさらに強くなっている自分を認識しました。

今、映画のサウンドトラックの「ROAD TO REBIRTH〜a chainless soul〜」と「His Wings」が私のiPodではヘビーローテーションになっています(笑)

雄大なメロディが、とても心地いいです。
posted by 田辺 大 at 00:16| Comment(4) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月01日

持続可能性と企業経営


持続可能性と企業経営―続・企業倫理学ノート

持続可能性と企業経営―続・企業倫理学ノート

  • 作者: 宜川 克
  • 出版社/メーカー: 同友館
  • 発売日: 2009/04
  • メディア: 単行本




企業の社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility)は、あまった利益でするブランド広告ではありません。拝むだけの高貴なものであっても意味がありません。

CSRの主張が目指しているものは、*トリプルボトムラインです。


*近年重要になりつつある3つの企業評価の指標のこと。@経済的にきちんと利益を上げ(経済貢献)、A環境に対して配慮し(環境貢献)、B社会に貢献(社会貢献)していることを言い、対外的に「持続可能な社会に貢献する企業(サスティナブル・カンパニー)」として評価される。

これって、当り前のことを当たり前にするだけの話です。

ですが、当り前のことを当たり前にできないのが人間です。

どうすれば当り前のことを当たり前にできるようになるか…

CSRは、それを考えるためのフレームワークでもあると私は考えています。





読書メモ


日本でESD教育の実施計画(2006)
「地球的視野で考え、さまざまな課題をみずからの問題としてとらえ、身近なところから取り組み(think globally,act locally)、持続可能な社会づくりの担い手となる」よう個々人を育成し、意識と行動を変革する

*Education for Sustainable Development

〜地域分権が進み、大都市が少ない欧州では、米国式の大規模商業集積が成立しない。そこには地域社会の独自性を育む風土のほか、まさに持続性のある生活スタイルを維持する伝統的な価値観が存在する。大量のバイイングは産地を荒廃させ、無駄な価格競争に終始させる。大量の物流輸送はアウトバーンを傷め、排気ガスが森林を破壊する。食品添加物を使わないと大量陳列、販売はできないと理解できる、なによりも賢い消費者が存在する。

持続可能性の価値観
人間の尊重、多様性の尊重、非排他性、機会均等、環境の尊重


脱物質経済
@資源、エネルギーの多消費と経済的繁栄→分離する
A資源生産性→飛躍的に高める
B労働生産性より資源生産性向上→失業手当はもっとも非効率、失業問題と環境問題は同一
Cエコデザイン製品、サービス→製品改善、コンセプト変更、機能革新、システム革新
D製品を売るのではなく、機能を売る→製品はサービス提供機械(service delivery machine)
E機能拡張が容易な製品→成長する機会
F多様なサービス提供の経済→借りる、共有、業務代行、環境にやさしい消費の普及
Gメンテナンスフリーの長寿命製品→製品寿命拡張サービス、部品再利用、材料リサイクル
H環境コミュニケーションとエコラベル→環境情報満載商品、カタログ、環境偏差値選択
I満足度→ストック(富)と使用価値の重視
*出所:山本良一、グリーン購入フォーラム講演録(1998)


CSRの基本定義
「企業が地球環境を含む自己の利害関係者の諸種の期待に主体的に応えるとともに、行動の内容と結果について積極的に情報を開示することによって、利害関係者と社会全般の支持を獲得し、それによって社会経済的制度としての自己の存続を全うすること」
(社会生産性本部、企業の社会的責任に関する調査 2005)

行政は理念不在、かつ場当たり的な対応しかできない
posted by 田辺 大 at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月07日

ビジネススクールでは学べない 取締役の教科書

「ビジネススクールでは学べない 取締役の教科書」
柳楽 仁史 著
総合法令出版
1,500円

★★★★★


経営者と取締役との意識の差は、取締役と新入社員との意識の差と比較にならないぐらい大きなものとよく言われます。

大きな意識の差ができる要因は、「覚悟」ができているかどうかの違いではないでしょうか。

「サラリーマンの上がりが取締役だ」程度の考えの人と、ビジョンを持って命懸けで事業に取り組んでいる人には、大きな意識の違いができるのは当然のことです。

最近、いろいろ考えることは、「覚悟」ができていると見える景色が違ってくるということです。

単なる実務本と括ってしまえない、大変参考になる一冊でした。



〜本文より〜

取締役=株主から委任を受けた「経営のプロ」

プロとは何か?
→「どんなに最悪の状態であっても、アマチュアが出せる最高の結果よりも、優れた結果を出せる」人

「組織のオートパイロット機能」
組織がある程度の規模になると、経営陣が何をしなくても組織が自動的に動き始める。

あくまで、オートパイロット機能は安定飛行時の機能でしかない。
取締役が「現場に出向かなくなる」ということは、オートパイロットに頼って操縦桿から手を離すのと同じことである。

◆「努力・働き」と「評価・報酬」は完全にイコールとはならない
仮に、「どう考えても低い」という結論が出たとしても、それは「将来に対する貯金」と考えた方がいい。「努力・働き」と、それに対する
「評価・報酬」の関係が完全にイコールになることは、まずないといっていい。しかし、長期的には、限りなくイコールに近づいていくものだ。貰いすぎた分はどこかで差し引かれるし。貰わなかった分は将来何らかの形で受け取ることになる。

何よりも、取締役とは個人の利益よりも会社の利益を優先しなくてはならない立場にある。個人の報酬よりも会社の収益、従業員の生活の安定のほうが関心事としては先に来るべきものである。それなのに自分の報酬のことばかり気にしている取締役に、株主や社長は大事な会社のことを本当に信用して任せることができるだろうか?

「他社の株を買うのは、自分の会社が潰れたときの保険だ」と言う人がいる。そんな退路を気にする取締役がいるようでは、やはり会社の行く末が明るいとはいえない。会社がなくなったら、自分の資産もなくなる。そんな背水の陣で戦うことで、経営者にしか見えないものが見えてくるはずだ。

「逃げられない、やむを得ない状況に自分を置くことが、自分を一番成長させる」
posted by 田辺 大 at 23:25| Comment(6) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月30日

利益を生み出す「環境経営」のすすめ

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利益を生み出す「環境経営」のすすめ
立山裕二 著
総合法令出版
http://homepage3.nifty.com/kokorogy/



環境問題を取り上げる時、その多くが工業社会を否定しています。

全く環境問題に興味がなかった人にインパクトを与えるには、それぐらい極端な表現がいいのかもしれません。

ですが、ある程度環境問題について自分なりの考えを持っている人からすれば、工業社会の否定には違和感を感じると思います。

この一冊は、そんな違和感を消し去ってくれるものでした。

工業社会の発展により、「資源生産性」は向上します。そこで、個々の企業を環境経営化することで明るい未来が開けるのではないかという立山氏の見解は大変参考になりました。(*「環境経営」の定義については、本書を読んでみて下さい。)

その他にも、参考になる見解はたくさんありました。

「ものづくりと環境」、その両方に興味がある人にはお勧めの一冊です!



〜本文より〜

トリプルボトムライン
近年重要になりつつある3つの企業評価の指標のこと。@経済的にきちんと利益を上げ(経済貢献)、A環境に対して配慮し(環境貢献)、B社会に貢献(社会貢献)していることを言い、対外的に「持続可能な社会に貢献する企業(サスティナブル・カンパニー)」として評価される。


環境経営に取り組みメリット
@経費削減効果
A新商品、新サービス(創造性)開発効果
B信用アップ効果
C従業員の使命感と社会貢献意識の醸成効果


「資源生産性の向上」とは、簡単に言うと、
「いかに少ない資源でいかに高い品質の商品やサービスを市場に提供しているか」

posted by 田辺 大 at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月16日

「経営戦略を問いなおす」




不確定な未来に立ち向かう中で、時にどうしようもない障壁が発生することがあります。

不確かな未来に立ち向かうための方策として「戦略」が必要になってきます。

ですが、世の中の「戦略」に関する書籍や理論は、高度な専門知識を持った専門家やコンサルタントによる「分析」や、SWOT分析やPPMマトリックスなどの「フレームワーク」により策定されるものだという趣旨のものばかりです。

何か素直に納得できません…
「分析」は「戦略」を策定するための大切な要素ですが、あくまで一つの要素です。一番大切なものは「事業観」だと思います。

私自身は、コンサルティングという表現は好きではありませんし、官僚的な経営企画も好きではありません。

それは、自分自身の職種に大きな葛藤を抱えながら仕事をしているということでもあります。

いつか、その葛藤を解消できる仕事をつくることを目標にして生きていますが、未だに答えは見つかっていません。

ですが、日経新聞に連載されている神戸大学の三品和広教授の「超長期の企業戦略論」を何気に読んだ際に、「これだっ!」という衝撃を受けました。

早速、「経営戦略を問いなおす」を読んだのですが、自分自身の葛藤を解決するためのヒントがたくさんありました。

問題は全く解決していませんが、課題が明確になるだけで、だいぶ気分が落ち着きました。

こんな教授のゼミ生だったら、楽しいだろうし、何より20代前半で、こういう熱い想いを持った教授から直接学べる学生が羨ましく思えました。



〜本文より〜

経営戦略がアナシス(分析)の発想と相容れないのは、その真髄がシンセンス(統合)にあるからです。これは個別の要素を組み合わせ、まとまりのある全体を作ることを意味します。全体のミッションを機能ごとに分解して分業体制を敷けば、専門化のメリットを活かして「効率」を上げることができます。さらに人の定期異動をこれに組み合わせれば、マンネリによる「効率」の低下も防げるでしょう、しかし、それぞれの部署がバラバラのままでは、「効果」が上がりません。人が替わるたびにチグハグが起っても、「効果」を損ねます。全体を統合して、こういうチグハグ・バラバラを防ぐことが、経営戦略には求められるのです。


アルフレッド・チャンドラー「組織は戦略に従う」
戦略は三択問題
@経営資源を既存事業のグローバル展開に振り向ける
A新規事業の創造による多角化に振り向ける
B既存事業をベースとして垂直統合に振り向ける


戦略は、「立地」と「構え」と「均整」に凝結する。


経営者の近くに身を置くと痛いほどわかりますが、戦略とは「本質的に不確定」な未来に立ち向かうための方策です。戦略には「能動的に」というイメージが付きまといますが、実際には、次々と想定が崩れていき、思わぬ方向から、そしてありとあらゆる方向からタマが飛んできます。飛んできたら、受けないわけにはいきません、それが、現実です。
posted by 田辺 大 at 23:40| Comment(4) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月31日

「なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか」




なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか

この本のタイトルに対して、私はこう答えます。
「成長したいから。成長し続けたいから…」

田坂氏も、この本の中で、
「一人の人間として『成長』できるから。」と語っておられます。

そして、ここ最近で私自身が頭に浮かべることが多い「命懸け」という言葉が、後半で出てきます。勇気が湧いてくる記述が多く、出会うべくして出会ったと感じた1冊でした。



◆本文より@
人生の苦労を、心の成長と魂の成長へと結びつけてきた人物、
それは、その方の姿と風情から、分かる。

そして、人生の苦労が、心の荒廃に結びついてしまっている人物。
それも、その方の姿と風情から、分かるのです。

◆本文よりA
人生において、「成功」は約束されていない。
しかし、人生において、「成長」は約束されている。

◆本文よりB
「必死になり、退路を断ったとき、想像を超えた力が湧いた」



勇気が湧いてくる言葉です。
確かに、真に覚悟さえ決めれば、楽観的になれるのかもしれません。
逆境に立った時、不思議とかなり冷静で、心も穏やかな時があります。
こういう時、真に覚悟を決めている状態なのかもしれません。

覚悟さえ決めれば、「成功」は約束されていなくても、「成長」は約束されています。すごく、単純なことです。

「成長したい。成長し続けたい。」、この想いは一生変わることがないものです。
posted by 田辺 大 at 22:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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