2008年05月14日

粉飾決算

粉飾決算とは、企業が利益を実際よりも多く見せかけること。

粉飾決算は、上場企業が高い株価を維持したり上場を維持すること、あるいは、未上場企業を含めて銀行から融資を引き出すことなどを目的に行われる。売上の水増し計上、コストの圧縮計上、子会社を利用した帳簿上の売上操作などの手法で行われる。アメリカのエンロンの粉飾決算事件が世界的にも有名だが、日本でも、数々の上場企業が倒産した後に粉飾決算が判明するということが起こっている。この場合経営者は罪を問われる。銀行で粉飾決算まがいの操作が横行していたことを鑑みて、現在は決算をチェックする監査法人に対する罰則が厳しくされるなど、上場企業の粉飾決算は大幅に行いにくくなっている。
All Aboutマネー用語集より



ある仕事の中で、上場会社の粉飾決算を見つけてしまいました。調べていくと、この会社は評判が悪いのが伺えます。ネットなどの風評は鵜呑みにしませんが、財務諸表をみると粉飾ぶりが一目瞭然です。

虚業で単なるマネーゲームをしてるだけの会社になってしまってます。

暗い気持ちになってしまいます。こんな会社のIRの部門に経営企画室なんて名乗ってもらいたくないですね。

事業に関係する全ての人(従業員、顧客、社会)を幸せにするのが“経営企画“の仕事だと私は思っています。気持ちが暗くなる一方で、自分の信念を再認識しました。
posted by 田辺 大 at 22:56| Comment(6) | TrackBack(0) | 経営企画(用語集) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月16日

「厳しい業績追及と同時に、人の心を成長させ…」

今日、仕事の帰りの電車の中で買ってから半年近くほったらかしていた本を読んでいました。読んでいたというより、眺めていたという感じですが…

ある一文が目に留まりました。

「……。それらの活動のなかで、厳しい業績追及と同時に、人の心を成長させ、企業の存続にとってきわめて重要な『企業理念』をいかに共存させることができるかが、経営における重要課題である。」(「目標を突破する 実践プロジェクトマネジメント」中経出版)

タイトルや実際の内容から、こういった理念的な記載は少ない本なのですが、著者がバリバリの実務家ということもあって、著名であっても実務を知らない様な経営コンサルタントの言葉と違って、何の抵抗もなく自分の中に入ってきました。

「企業理念の定義とは何ぞや?」と問われた時に、自分の中でしっくりくる言葉がなかなかありませんでした。

「厳しい業績追及と同時に、人の心を成長させ…」という言葉に刺激されたのだと思います。また、その時の精神状態にも依ると思いますが…少なくとも、今の自分にはこの言葉が響きました。

厳しさと優しさのバランスが何よりも大切なことだと思っています。
posted by 田辺 大 at 22:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 経営企画(用語集) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月12日

利益計画!

経営理念>利益計画


 会社を経営する目的が『経営理念』です。しかし、その目的を達成する手段として売上や利益が必要となってきます。

 つまり、売上や利益は『会社を存続させるための手段』です。

 日常生活で『目的』と『手段』を混同してはダメ!と聞かれたことがあると思います。経営においてもそれは本質的には全く同じです。



 では、本題へ…
 
 最近、私は実務において『利益計画』という用語に触れることが多いです。この『利益計画』という用語、読む経営本ごとに定義が微妙に違います。『利益計画』とはこうだっ!と言い切れるものがあれば理解し易いのですが…

 経営に占める『利益計画』の重要性は大きなものです。以下は、私なりにいろいろ目にした資料から、現在の自分自身の解釈を書き出してみました。

 利益計画では、@利益の額から設定して→A固定費予算の設定→B変動比率の設定→C目標売上高の設定と計画していくのが一般的です。


 フェイズ@ 目標経常利益額(率)の設定

 企業にとって一番予測しにくい部分が年間の売上高です。わからないことから先に決めて計画を作るおかしな計画になりがちです。

 ですので、先に目標経常利益額(率)を設定します。そこから支出がはっきりしている固定費の予算作成 → 変動比率の決定(=限界利益率目標設定)→ 目標売上高の決定と決めて利益計画を作成します。利益計画を立てたらその後、または前後して具体的な施策を立てていくことになります。この工程が利益計画自体の精度を高めることになります。


 フェイズA 固定費予算の設定

 普通は、売上高を先に決める方が分かりやすい気がしますね。ですが、売上高自体はお客様が決める要素が大きいものです。もちろん企業はマーケティング活動やよりレベルの高い商品・サービスを開発するなどの企業努力を行い、売上を伸ばそうとします。

 しかし、年間の売上を正確に予測することはできません。一方で、経費であれば年間の予算を合理的に設定を行うことができます。特に固定費(人件費や家賃など)はある程度年間で発生する正確な数字を掴むことができます。何故なら、急に家賃が変わったり、社員の人数が極端に増減することは基本的に考えにくいからです。

 一方で、固定費が急増している会社は急成長しているし、固定費が急減している会社は大規模なリストラを進めていると見ることができます。

 
 フェイズB 変動比率の設定

次に、変動費です。変動費とは売上に比例して増える費用(原価)のことです。
例えば、変動比率が30%で年間の売上が1,000万円であれば、変動費(1,000万円×30%)は300万円です。

基本的に変動比率は大きく変わる性質のものではありませんが、上の事例で仮に仕入の値下げ交渉に成功したとします。それで変動比率が2%下げることができれば、年間で20万円(1,000万円×2%)の費用を削減できます。

ですので、変動比率はそれぞれの企業にとって重要な指標になります。異常値が出ることがあれば、ロスが生じていることや、棚卸の計算相違などが発生している可能性があります。

*正確には(固定費+目標経常利益)÷限界利益率で年間の目標売上が算出されます。


 フェイズC 目標売上高の決定

 フェイズ@〜Bまでを経て目標売上高を設定します。まずは、@〜Bの工程を通しで行ったことになります。そこから、イレギュラーな事柄や市場環境などの予測を加味し、最終的に目標売上高を決定します。


 ここまではどんな教科書にも載っています。ところが実際に利益計画を立てようとすると「目標利益額」を決めるのが非常に難しい…

 また、『利益計画』の立て方の基準も、大きく5つに分けられますが…今回はこの辺で終えておきます。


経営の本質は当たり前のことを当たり前にやり続けるだけの極めてシンプルなものです。ですが、人間がすることですから、そこには様々な複合的要素が絡み、本来シンプルなものを見えにくくします。だから、そこで働く個々人は明確な目的を持っていないと、何も見えなくなります。目的を持ちましょう、あしたのために… 
 
 

posted by 田辺 大 at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営企画(用語集) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月29日

経営理念!

 久しぶりの経営企画ネタです…

 株式上場に関して、ある本で調べ物をしていた時、『経営理念』について興味深い記述を見つけました。

 経営理念は企業にとって大変重要なものです。であっても、『経営理念』 の定義は?と問われた時には答えるのに苦労します。

 以下は 中経出版『株式上場できるかどうかがわかる本』にあった記述です。

◆経営理念は会社が成長するために不可欠◆

 経営理念とは、経営哲学、社是、社訓といわれるものと同じです。
『うちの会社はベンチャー企業だからそんな古臭いものはいらない』と考える社長もいると思います。

 そのとおりです。ベンチャー企業といえば格好がいいですが、別名零細企業の間は経営理念は必要ありません。

 しかし、事業の拡大を目指し、会社の規模を大きくするためには新たな役員、従業員を採用する必要があります。そして、経営理念を全役員・従業員がきちんと理解し、その結果として、会社との一体感を醸成して初めて、強力な経営活動を推進できるのではないでしょうか。

 経営理念とは会社がさらに成長するためにはなくてはならないものです。

        〜中略〜

 創業時には社長の頭の中にあったことでも、その後、事業の形ができあがっていき、新しい従業員が入社する際に、『一言でいえば当社はこのような会社である』とアピールでき、共感してもらう必要があります。

これは理想の会社ですね。分かりやすく考えてみましょう!

 一人の人間(仮にAさんとします)がいます。この人は『人生の目的』が明確です。どうでしょう、不思議なことにこの人の周りには自然と協力者が集まったきます。

 それは、Aさんの『人生の目的』が明確だから、協力者の力が集中しやすいのです。

 願望レベルでの『やりたい』では、何も前進しませんし、協力者は出現しません。

 私の『人生の目的』もまだまだ明確ではありませんが、少しづつ明確になってきてます。(ほんと少しづつですが…)

 そんな状態でも、最近協力者が増えてます。正直、最近は頭の中に『目的、目的、目的は…』とあってしんどい時もありますが、苦しまないと見えないこともあるので、前進します…ちゃんとエネルギーも補給しながら… 
posted by 田辺 大 at 00:36| Comment(7) | TrackBack(0) | 経営企画(用語集) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月20日

TOB(Take-over Bid)

TOB

 最近、製紙業界や紳士服チェーンの企業によるTOBが新聞紙上を賑わせています。

 これらの業界に共通しているとは、どちらの業界も内需依存型産業であり、市場
が成熟しています。また、日本の人口は既に減少に転じており市場規模も縮小して
いきます。

 製紙業界の事例で言うと、国内市場が成熟する中で、多くのメーカーが過当競争
を続けているため、原料や燃料価格の高騰を製品価格に転嫁するもの容易ではあ
りません。

 今回、王子製紙がTOB実施に際して開示した経営方針は『北越の最新の生産設
備を手に入れる一方、自社の老朽工場を閉鎖し、全体として生産効率を高めるこ
とが目的』としています。

 ここでいう経営方針とは、TOB実施に際して開示しなくてはならない情報です。
 具体的には、以下のものがあります。
 
 ・買い付け目的
 ・買い付け期間
 ・買い付け数量
 ・買い付け価格
 ・買収後の経営方針や計画


 これらの項目に株主が納得して、期間内に目標株数が集めればTOBは成功です。

 今後もTOBを利用した業界再編が相次ぐのは確実だと言えるでしょう。




posted by 田辺 大 at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営企画(用語集) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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