まだまだ消化はしきれていないですが、最も共感したのは、第三のシフト「大量消費から『情熱を傾けられる経験』へ」でした。
自分自身が、今の働き方へ「WORK SHIFT」したのも、この理由が大きいです。
〜本文より〜
「経験の『質』を手にするために、消費の『量』を手放す決断をした」
「高給で報いられることよりも、リーダーシップを振るい、責任を与えられ、意思決定をくだす経験が大きな報酬となっている。」
「収入が増えるほど、贅沢なライフスタイルを実践するようになり、多少のことでは幸せを感じなくなる…『限界効用の逓減』」
「お金と消費には限界効用逓減の法則があてはまるが、それ以外の経験にはこの法則が当てはまらない。高度な専門技能を磨けば磨くほど、あるいは友達の輪を広げれば広げるほど、私たちが新たに得る効用が減る、などということはない。むしろ、私たちが手にする効用は増える。所得が増えれば増えるほど所得増の喜びは薄まるが、技能や友達は増えれば増えるほど新たな喜びが増す。
」
・自分の感想
「責任を与えられ、意思決定に関与する」ことは、とにかく楽しい。そして、その逆の状態では、私はすごくストレスが溜まります。
組織を持続可能なものにするには、常にイノベーション(革新)が必要です。何か新しい取り組みをしようと思えば、必ず批判されます。それに、新しい取り組みの意義を全社に納得してもらうためには、多大な労力が必要です。
責任を負うことを避け、批判だけしているのは楽ですが、それだと全くおもしろくないと思うんですよね。
「おもしろきこともなき世をおもしろく」高杉晋作の辞世の句
不合理ばかりがまかり通る社会(おもしろきこともなき世)を、あるべき姿(おもしろく)にしていくことに貢献する。これが、自分自身にとって『情熱を傾けられる経験』なのでしょうね。