2010年12月04日

「時を告げるのではなく、時計をつくる」


「戦略課題」解決 21のルール [単行本] / 伊藤良二 (著); 朝日新聞出版 (刊) 
★★★★★

著者の伊藤良二氏は、実務家で理論と実践が、ものすごく高いレベルでバランスが取れてる方なのだと思います。とても分かり易く、かつ本質的な部分がコンパクトにまとめられています。また、「ビジョナリー・カンパニー」からの引用を交えた第21章は、私や共に仕事をしている方にとって大切なワードがたくさんあり、これは是非共有したいと思いました。


~本文より~
マーケティングと財務を融合させる
勝ちパターンを織り込む設計力の一番のポイントは、マーケティングと財務を統合して考えるということである。マーケティング面と財務面の整合性が取れていれば、それは事業モデルとして間違っていない。


マーケティングはマーケティング部門だけ、財務は財務部門だけで設計する企業がほとんどではないでしょうか。マーケティングと財務を融合させることが自分たちの役割だし、存在価値だと思っています。とても難しいことですが、難しいからおもしろいことでもあります。


~本文より~
「ビジョナリー・カンパニー」ジェームズ・コリンズ
「時を告げるのではなく、時計をつくる」
昼夜どんなときでも太陽や星を見て正確な日時が言える人がいたら、それらは素晴らしい才能だし、尊敬もされるだろう。しかし、その人が時を告げるのではなく、自分の死後も永遠に時を告げる時計をつくったとすれば、もっと素晴らしいことではないだろうか―。

ビジョナリーな企業、あるいはそれを目指す企業にとってもっと大事なのは「時計をつくる」こと。すなわち、組織自身に変革や課題解決を実行していく能力が身に着いて、事業環境が変化しても、経営者が変わっても、組織自体が入れ替わっても、そのDNAが受け継がれていく体質をつくることである。


「時を告げる人」はすごいと思うが、やはり「時計をつくる人」を支えたい。そして、自分自身も「時計をつくる人」になりたい。自分が死んだ後も続くこと=「時計をつくる」ことにワクワクします。坂本龍馬は間違いなく、「時計をつくる人」だったのでしょうね。幕末に、坂本龍馬よりも能力や知識があった人物はたくさんいるが、それだけでは、「時を告げる人」にしか成り得ないのでしょうね。



「時を告げるのではなく、時計をつくる」、改めて心に刻みたい言葉です。
posted by 田辺 大 at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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