読書雑記
久しぶりに経済学に触れました。やはり、純粋に経済学という学問が好きです。持続可能な経済を作るために、私たちは何ができるんだろうか…
無駄な橋を作って、潰してまた作っても、子ども手当をばら撒いて、そのお金で親がパチンコに行ってもGDPが上がることになります。そんなことをしている内に、財政赤字は絶望的な数字に膨らんでいく…
この国をどうしたいのかというビジョンを政治家が持ってないから、まともな戦略もない。
こんな時代に、坂本龍馬や勝海舟みたいな人が居たら、どう動くのだろうか?
とにかく内需を増やさねばと言っているが、財政を拡大して内容のない有効需要を作っても意味が無い。(将来の借金が増えるだけ=問題の先送り)質の高い有効需要を作ることへ誘導するのが政治の役割じゃないのでしょうか…
〜本文より〜
GDP(Gross Domestic Product)
「ある地域で、ある一定期間(1年間)に生み出された付加価値の総額」
「日本国内で作り出された財(モノ)とサービスの合計」
GDP=民需+政府支出+貿易収支
GDPは付加価値の合計→逆から見れば、買う側が存在していることになる
Y=C+G+I+(EX−IN)
Yはyield(生産)=GDP
Cはconsumption(消費)
Gはgovernment(政府)
Iはinvestment(投資)
(EX−IN)は貿易収支
GDPの55%がC
企業の設備投資=企業が機械や工場などの有形固定資産へ投資した金額 GDPの15%
僕は経済学には馴染みがなく(というか単なる勉強不足なんですが・・・)なかなか理解するのは難しそうですが、ひとつだけ気になるのは、例え効率的でない(ように見える)お金の使い方であっても、将来的なビジョンがあれば、それは決して無駄にはならないと思うんですよね。戦略のないお金の使い方こそが無駄なように思います。
例えば、あっちこっちに中途半端な空港を作りまくるのは全くビジョンも戦略もない象徴ですよね。ほんとこんな国は沈没しちゃうなと思います。大阪都から始まる地域主権・道州制への流れにしか期待できないなーっと思ってます。