2012年05月22日

「ブラック企業力」

瀧本哲史氏のtwitterで、「ブラック企業力」というワードを知りました。その定義は、「強引な営業、わかりにくい価格政策、取引業者への圧迫、長時間労働、低賃金など。」だそうです。そして、「コモディティビジネスは、ブラック企業力で、勝負がつくという、恐ろしさ」ということも言っています。
*コモディティ(commodity)=日用品、特徴のない、差別化しにくい商品

ベンチャーや中小企業にだけでなく、1部上場の大企業でも、「ブラック企業力」を発揮している所は意外と多いです。「取引業者への圧迫」は日常的ですし、自社の社員ではなく、下請企業の社員へ間接的に「長時間労働、低賃金」を強いています。

競争優位の源泉が「ブラック企業力」であっては企業として存在価値がないです。それよりも、継続的にイノベーションを起こせる強い組織になり、非コモディティビジネスを常に開拓していることが大切です。それには、企業規模の大きさはそれほど関係がないはずです。私たちはそれを証明するために、日々仕事をしている部分もあるかもしれない…そんなことを一つの「つぶやき」から内省しました。
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2012年05月06日

「学ぶとはどういうことか」

学ぶとはどういうことか [単行本(ソフトカバー)] / 佐々木 毅 (著); 講談社 (刊)

とても読むのに苦労しました。やっと1割ぐらい理解できたぐらいでしょうか…それでも、読後の高揚感は今年読んだ本の中で一番かもしれません。

とくに、「考える専門家」と「考えない専門家」の章に共感するものがたくさんありました。

ステレオタイプ(俗論や世論)とは、「見たいものを見る」人であり、マスコミは「見たいものを見せる」ことで商売をしている。考えない専門家とは、既に「学んだ」固定的な「方法」の機械的な適用に邁進する人としています。

この三者で構成されているのが、今の日本の社会ではないでしょうか?

一方の「考える専門家」を、プロフェッショナルとしています。
その定義は次の通りです。「実践における目的をも問い直し、「適切さ」を執拗に求めて技能・技法を試し、洗練させる人」

これって、普段自分自身が仕事で意識していることであり、大切にしていることそのものです。目指す方向性は、間違いなく合っているし、確固たる軸になってきています。あとは、そのレベルを上げ続けていくことに専念するのみです。

〜本文より〜
実践の世界にはつねに変動要因に見舞われ、不断の目配りと新たな実践が求められる。そこでは解決は決して絶対的・究極的なものではない。それは人間の営みの然らしめるところであり、つねに「より適切な」解決を求める不断の活動が行われることを前提に、ある種の謙虚さを持ちながら、しかし「適切さ」のために闘い続けるのがプロフェッショナルの魂というべきものである。

プロフェッショナルは「天職」と訳されるが、それは経済的な打算を行動基準としないだけではなく、当然広い意味での公共性を視野に入れた発想を持つことを内包せざるを得ない。言い換えれば、自分の個人的利益になるかどうか、目の前の利害関係者などの役に立つかどうかといった狭い了見以上の視線を持つべきだということになる。
posted by 田辺 大 at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月01日

「超」入門 失敗の本質 〜日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ

歴史的名著「失敗の本質」の入門編です。「成功に絶対はないですが、失敗には絶対がある」→このことが意識にあるのとないのとでは、仕事の成果は圧倒的に変わってくると思います。人生は長いようで、何かを成すためには、本当に時間は限られています。その限られた時間を有効に使うためにも、「失敗の本質」からは学んでおく必要があるのではないでしょうか。

共に仕事をしている人たちには読んでもらいたい1冊です。「超」入門なので読みやすいです。その中でも「成功に絶対はないですが、失敗には絶対がある」ということは頭に定着するはずです。まずは、それで十分だと思います。


自分自身の仕事のポリシーに「木を見て森も見る」というのがあります。この本を読んでいて、さらに「木を見て森も見て、さらに海も見る」という言葉が自然に浮かんできました。良質の森を源流にする川の河口には豊かな魚場が広がります。木(部門)を見て森(組織)を見るのを当たり前のレベルにした後は、海(地域社会)も見る。自分たちの森(組織)を発展させると、海(地域社会)もよくなる。まさに、そんな循環を生む組織づくりが自分の大切なミッションです。
posted by 田辺 大 at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・映画・音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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