いつもと違ったのは、旅の中でツイッターを大いに活用しました。豊島観光協会、ART SETOUCHI、ベネッセアートサイト直島などのアカウントからリアルタイムで飛んでくる現地情報や期間限定の交通ルートの時刻などの情報はとても参考になりました。
今回、犬島・豊島行きを加速させてくれたのが、ベネッセアートサイト直島の下記のツイートでした。
「岡山から犬島へ渡る宝伝港方面に行く直通バスが、臨時運行されます。犬島への小型船にも接続しており、1時間程度で西宝伝に到着します。岡山駅東口バスターミナル@番のりばから9:55に発車します。」
なるほど、これだと犬島にいい時間帯に着いて、その後夕方までに豊島に渡ることができるなと思いました。豊島での宿の空きがあるのか分からないままでしたが、この情報だけで気分は高まってきました。いつも通り、大まかなことしか決めずに自宅を出ました。あとは、現地で情報を集めればいいと。
7月16日(犬島)



犬島・精錬所
テレビや写真では何度か観たが、やはり現地に来ないとその空気は実感できません。
テレビや写真はキッカケと、現地に来た後の復習用にしか成り得ない。何でもそうだが、自分の足を使って、自分の目で見ることでないと分からないことが多いです。


家プロジェクト

犬島から定期船で豊島へ
豊島の家浦港には16時前に着きました。しばらく、港を散策しました。家浦発のバスの最終が16時だと知らなかったので…
空いていた宿は、港から約3キロの登り道。炎天下、これは厳しい戦いだなと自販機でアクエリアスを補充して覚悟を決めて歩き出した時、後ろから来た一台の軽自動車が止まって声を掛けてくれました。「乗せてあげるよ」と。まさに救世主。豊島の人の優しさに触れ、明日もいい一日になると確信しました。
夕日
硯という地区にある宿は回りに何もないし、足が無いのでどこにも行けません。晩御飯を食べてから、宿の横で多島海の夕日を小一時間眺めていました。こうやってゆったり時間を使うのも悪くはなかったです。
7月17日(豊島)
この日は観光案内所で借りた電動自転車で島を走り回りました。走りながら感じる風は最高に心地よかったです。ただ、天気が良すぎて日焼けというかヤケドというか一気に肌は真っ赤になってしまいました。(笑)



豊島美術館(奥の白い建物)
超シンプルな構造、常設展示は1つのみ。美術館として、どう成立するのだろうと思っていましたが、入口から内部を見た瞬間に「なるほど!こうきたか〜!!」と感動しました。いつまででも観ていられる。いろんな季節・時刻に来てみたい。そんな空間でした。

島キッチンの親子@(午前中に立ち寄った時)
奥の子は人懐っこくて、すぐに人に寄ってきました。手前の子は、警戒心が強い感じでした。同じ環境で育っていても、全然違うタイプの性格になるものなのですね。


島キッチンの親子A(16時に立ち寄った時)
あれっ1匹増えてる?!それにしてもお母さんはこうやってずっと母乳を与え続けてるんですね。母は強し。
真ん中の子は、人に対する警戒心が強い子ですが、母親には一番甘えるようです(笑)
ほんと心地よさそうに、母親に乗っかって眠っていました。
7月17日(岡山)
16時40分のフェリーで豊島を出て、その後岡山でこのブログを始めた5年前に直島で知り合ったりゅうちゃん&飛香ちゃんに会いました。二人の人柄も感性も好きで、初対面の時からいろんな話をしたし、最後に会ってから随分時間が経つが不思議と近い所に居てるような感覚もあります。楽しいひと時でした。こういう縁は何より大切にしたいものだし、それが私の瀬戸内好きの要因のひとつにもなっています。

りゅうちゃんが即興で描いてくれた似顔絵