とても読むのに苦労しました。やっと1割ぐらい理解できたぐらいでしょうか…それでも、読後の高揚感は今年読んだ本の中で一番かもしれません。
とくに、「考える専門家」と「考えない専門家」の章に共感するものがたくさんありました。
ステレオタイプ(俗論や世論)とは、「見たいものを見る」人であり、マスコミは「見たいものを見せる」ことで商売をしている。考えない専門家とは、既に「学んだ」固定的な「方法」の機械的な適用に邁進する人としています。
この三者で構成されているのが、今の日本の社会ではないでしょうか?
一方の「考える専門家」を、プロフェッショナルとしています。
その定義は次の通りです。「実践における目的をも問い直し、「適切さ」を執拗に求めて技能・技法を試し、洗練させる人」
これって、普段自分自身が仕事で意識していることであり、大切にしていることそのものです。目指す方向性は、間違いなく合っているし、確固たる軸になってきています。あとは、そのレベルを上げ続けていくことに専念するのみです。
〜本文より〜
実践の世界にはつねに変動要因に見舞われ、不断の目配りと新たな実践が求められる。そこでは解決は決して絶対的・究極的なものではない。それは人間の営みの然らしめるところであり、つねに「より適切な」解決を求める不断の活動が行われることを前提に、ある種の謙虚さを持ちながら、しかし「適切さ」のために闘い続けるのがプロフェッショナルの魂というべきものである。
プロフェッショナルは「天職」と訳されるが、それは経済的な打算を行動基準としないだけではなく、当然広い意味での公共性を視野に入れた発想を持つことを内包せざるを得ない。言い換えれば、自分の個人的利益になるかどうか、目の前の利害関係者などの役に立つかどうかといった狭い了見以上の視線を持つべきだということになる。
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